中間層の謂われ無き抵抗にあって作業の停止を余儀なくされていた大型案件ですが、先週から今週かけて若干ではありますが動きが出てきました。 それは、何とか通すために「現状の機能のまま更新を行い一切の新機能の付加を行わないことで費用を抑えるが2〜3年で捨てる」という案を現場の方々が了承して、数千万単位でムダを発生させるのですが前進することが可能になったということ。
その現場の意見を元にして、当初見積もりより総構築費用として1,000万円程度高くなる段階構築案(殆ど捨てない)とか2,000万円以上高くなるが暫定構築案(殆ど捨てる)とかという案を作り中間層への提示をした中で、「数千万のモノを2〜3年で捨てる」という事に抵抗を示す人も居たらしく段階構築案が急浮上してきたという状況。 構築に携わる身からすれば費用を確定して段階構築の方法をまかせて貰うのが一番やりやすいのだが、「まかせる」という判断にはならないらしく制約を付けられそうなんだけど「2〜3年で捨てる」という後ろ向きなシステム構築をしなくてすむだけマシか…と思っている。
何はともあれ、ゆっくりと前進を始めることだけは確か。 「今年度内に運用に入れ!」という無茶を言われて工程管理が非常に難しいのだが、前向きな方向であれば多少なりともやりがいがあろうというモノ。 まぁ、結果として目新しいモノは何もなく仕様書にふんだんに盛り込んだ目玉機能は全く構築できない(これが制約)のだが、それは次代の人に任せるとしてキレイなレールだけはキチンと引いておきたいと考えている。
風邪気味で辛くなっているときに急展開なんて…
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