「発掘!あるある大事典」問題で辞任に追い込まれた関西テレビ放送の千草前社長に対して、関西テレビ放送は株主総会(ちなみに非上場なのでシャンシャン総会)で退職慰労金の支払いを決議したそうである。 ちなみに、コンプライアンス担当をしていた役員、編成担当をしていた役員にも支払われるとのこと。
企業で発生した不祥事により減収という事態を招いた場合、一般の企業では退職慰労金の支払いはされないことが多いし、上場企業であれば株主総会で反対意見が多数出るであろう。 しかしながらマスコミはどうも世の中の人たちと感覚が違うようである。 不祥事の責任をとって辞任に追い込まれた社長を含む役員に対して1人あたり数千万円規模の慰労金を支払うことに何ら抵抗が無いどころか、それが当たり前だと思ってるのだから笑える。
マスコミの報道担当は一般企業に対しては罵詈雑言を吐き、経営陣を完膚無きまでに打ちのめすのが得意なのに身内に対しては非常に甘い。 関西テレビ放送や(キー局の)フジテレビジョンの報道担当者は、このような事態を招いたにもかかわらず慰労金を支払われることに対して何ら問題視しないようだし、決して身内の経営陣を打ちのめすことはしない。 関西テレビ放送の労働組合はどうなのだろうか? 今回の対応に対して労組が何も言わないとすれば、関西テレビ放送のマスコミとしての生命は途絶されたと言っても良いだろう。 何故ならジャーナリズムの欠片もない上に、少なくとも自社の不祥事に対しては蓋をしたのだから、他の企業の不祥事を責めることは出来ない。
以前、マスコミの片隅に籍を置いた者としては非常に情けない気持ちと、起きてはならない不祥事の積み重ねを行っている関西テレビ放送に対して嫌悪の念を抱かざるを得ない。
コメント
まるで、政治家ですね。
逆でしょ、貰うより、逆に
迷惑かけたので、払うべきです。
情けないですね。