6月の株主総会へ向けて、一層の楽天への対立姿勢を強めるTBSですが、経営陣が楽天の方ばかり向いている間に足下はマスコミ倫理の欠如という事態を招いている。
問題の事件は、「ハニカミ王子」こと石川遼選手に対する取材に関して、同伴競技者に小型マイクの装着を金銭付きで依頼をしていたという事件である。 札束で相手の顔をひっぱたくやり方は、情報系番組にありがちな展開だが、いわゆる盗聴マイクを仕掛けようというのはマスコミの取材姿勢としては如何なものかと思う。
これに対して、当該放送局であるTBSの社長からは謝罪の言葉は聞かれない。 社長の口から出てくるのは楽天に対する対立姿勢に関する言葉だけである。 以前から何度も書いているが、他業種の企業が問題を起こしたときには社長の謝罪を要求するマスコミが、身内の企業が問題を起こしたときには口チャックになるのは報道機関の姿勢としては問題ありではないだろうか?
企業経営というのは足下がしっかりしてこその企業経営であり、足下がしっかりしていない状態で他の方向を向いてばかりいては企業の経営は成り立たない。 TBSの社長は即刻、今回の事件に関して謝罪の会見を開き、社内調査を含めた今後の対応を明確にすべきだと思う。
コメント
最近の、経営者、ほんとに、自覚
ないですね。
資格、疑います。