自分が病気になって、そのきっかけなどを考えるにつれてウチの会社の様々な歪みというものを意識するようになってきた。 もともと認識はしていたんだけど自分の身に降り掛かると改めて強く意識せざるを得ない。
昨年くらいからウチの会社も御多分に漏れずメンタルヘルスということを意識し始めて管理職への教育を始めていたところだった。 前から書いていると思うが、実際にダメになってしまった人がいるから総務(人事)も強く意識せざるを得ないのだと思う。
ただ、管理職への教育を行っていると言うことは職場環境が強く影響しているのだということしか認識をしていないのではないかと思うのである。 しかしながら、僕自身の例でいえば今まで職場環境に恵まれなかったことは殆ど無いし、今の職場は部長の性格的なものもあり今までで一番良い職場ではないかと思っている。 環境は…
確かに、今まで全く職場環境が精神面で影響したことがないのかといわれると完全には否定できない。 実際、一度は退職願を出したことがあるし、前の部署の時の前任者と一緒に仕事をしていたときは非常に苦痛を感じてメンヘル系の薬を服用していた時期もある。(ただ、その時は心療内科というものを知らなかった…) でも、それ以外には職場環境が劣悪だと感じたことはないし、それが強くストレスとなったことはない。
今は違う。 職場(≠職場環境)が強くストレスとなって精神面で影響しているのだ。 と言うことは、実はメンタルヘルス対策を現場管理職に対して行っている総務(人事)が自ら社員に対して精神面での苦痛を与えているのだ。 他の管理職に対しては教育をするが自らに対しては教育をしない。 だから過ちを発生させ、実は繰り返しているのかもしれない。
ウチの会社の人事制度が変わり、専門職というものが無くなった。 ボクが入社したときには「技術職」として採用され、他に「アナウンス職」という専門職が存在したのだが、現在は無くなっている。 形骸化した形で残っているのは「専任職」というモノで、職群としての技術職を選択することは可能だがラインから外れる形になるというペナルティ付になったのである。 ペナルティとは各段階での年収には大きな差は生じないが、ラインの管理職にはなれないので上がれるところが必然的に制限され、生涯収入に差が生じるというモノである。
しかも、不思議なことに専門職が無くなったのだから「旧一般職→旧技術職」とか「旧一般職→旧アナウンス職」という人事が発生してもおかしくないのだが絶対に発生せず、「旧技術職→旧一般職」とか「旧アナウンス職→旧一般職」という人事のみが発生するのである。 特に技術系に関しては、理系の人間が文系職場へ行くことはあるが、文系の人間が理系職場に行くことは事実上絶対にないのである。
おかしいでしょ?
まぁ、文系の人間が考えた制度で、文系の人間が実際の人事を行うのだから、自分達に不利になるようなことは絶対にしないわけで当然の結果と言えば当然の結果なのだが…
ただ、そのような人事がまかり通り続ければ、やがて多くの人が精神的に病んでいくことになるだろうし、会社の将来を考えたときには取り返しの付かない結果になるかもしれないのだということを人事の人間はもっと強く意識をするべきだし、現実に起こっているのだということに目をつぶることなく認識すべきだと思う。
年末には総務へ提出する職場に関するアンケートがある(ハズ)ので、そこを強く主張しようと思うし、年明け早々に専任職への転換のチャンスがやってくる(ハズ)ので、そこで技術専任職への転換をしようと思っている。 収入や社内での立場より自分を大事にしたいですからね。 今回の人事は失敗だったのだと総務へ強く認識をさせたいと思っている。
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