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寄りたがりカメラマン

今日の花火大会はライブストリーム中継があった。 それも同時に見ながらの本物の観戦だったんだけど…
たぶんプロのテレビカメラマンがカメラを振っているのだと思うが、何ですぐに寄りたがるのか疑問に思った。 ウチのカメラマンにもそういったヤツがいっぱい居て、風情とかワビサビを無視した撮り方をするんだけど、本物のプロのカメラマンって言うのはワビサビを理解した上で風情のある撮り方をするのがプロではないのだろうか?
こういったことを書くと「オメェなんてカメラやったこと無いじゃん」と反発する輩が必ず出てくるのだが、プロダクションのカメラマンとかを見ていてもスチルをやっている人は圧倒的に上手だと思うよ。 決して技に溺れることなく、モノの本質をキチンと捉えた、そして風情というモノを本当に大事にした撮り方をする。
風情という点では花火なんていうのは典型で、こんなもんアップでばかり撮られたひにゃぁ風情もへったくれもあったものじゃないし、何といっても花火の美しさを捉えることが出来ないのである。 職人さんが華開いたときの情景を思い浮かべながら作った花火なのに、その全体像が見えないなんて…
技を覚えるのが勉強だと勘違いしているヤツが大変多いのだが、そうではないんですよ。 モノのあるべき姿をキチンと捉えることを覚えるのが本当の勉強なんですわ。 そういったことを、今回のライブ中継を担当したカメラマンとか、ウチの会社の若手カメラマンとかはキチンと理解して、日頃の仕事の反省をして欲しいと思います。

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