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契約内容のご確認を…

放送局ってどこもそうだと思うけど社員の数よりも外部スタッフの数の方が多い。 その外部スタッフにも様々な形態があり、アルバイトですら直接契約であっったり間接契約であったりするし、派遣であったり業務委託であったりする。 ただ、いずれの形態であっても局の側と個人あるいは企業との間で契約というものが結ばれている。
ここからは以前あった話。 今がそうだというわけではない。
放送局の人間は昔から丼勘定の人間が多いらしく、契約というものに関しては非常に無頓着な人が多い。 例えば情報システム部門では、汎用機を使っていた時代には運用担当者として外部からプログラマやSEが常駐していた。 当然、彼らの契約の範囲としては汎用機の面倒(端末含む)を見るということになるのだが、時代が進み社内LANというものが普通に普及して、一人一台端末が割当たる時代になると汎用機につながらない世界のものも面倒を見せられていたりした。 それは、本人達にとっては新たな世界のこともあり興味があり手を出したい分野だったのかもしれないが、明らかに契約には反していたのである。
時代が変わり、汎用機がなくなると同時に彼らは居なくなり、そして情報システム系全般の面倒を見る人間が不在のまま手探りで運用を継続していったのである。 契約内容を把握して、それにあった形で彼らを使っていれば… そして、不足している人材を何らかの形で確保していればスムーズに移行できたのですが、残念ながらそうは行かなかったのである。


契約に反して過剰な労働をさせることは簡単だし、御本人もそれで満足であれば「みんなハッピー」な状態に見えるのであるが、そんな歪な状態は長く続くことはなく、やがて綻びが出て来るのである。 そして、その綻びは代替わりと共に一気に破綻へと向かう事になるのである。
結局、自分だけがメリットを享受し、後には禍根を残すのみとなるのである。 それは、一つの会社を取ってみても過去を振り返れば部署を越えて確実に言える法則みたいなものであり、偶然そうなったというわけではないのである。 だから、今そういった状況にある所は、誰も変えることが出来ない歴史に従い、そう遠くない将来に破綻するのである。 これは予言でも何でもなくて、歴史から学べる必然なのである。
さて、どこの話をしているのかは… 御本人が良く御存知だと思うが、このサイトは見ていないでしょうね。
そういった意味では歴史は大変重要なものであり、歴史に学ばずして変革を行おうというヤツは、だいたいダメだ。 「オレが変えてやる〜」とかいう連中に限って、結果を残せないのは日本全国共通しているでしょう。 政治家の世界でも。

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