携帯コンテンツへのアクセス制限に関して、様々な議論があるようだが、ひとつ思うことを書いてみたい。
携帯コンテンツ事業者は「自分の所は安全だ!制限かけられる謂われはない!」と主張しているようであるが、本当にそうなのだろうか? 東証マザーズ上場企業であるミクシィを例に取り上げると一目瞭然だと思う。 まぁ、ミクシィが「自分の所は安全だ!制限かけられる謂われはない!」と主張しているという話は聞いたことがないので、自覚しているのかもしれないが…
ミクシィの参加者には非常に怪しい人たちもいる。 脱法行為に手を染める者やら、違法行為と言っても良いような書き込みをする者すらいる。 ただ、残念なことにミクシィの運営事務局の監視体制が手薄なのか、その手の書き込みが野放しになっている例が非常に多い。 運営事務局へ通報しても対応されないケースも多々あり、そういった意味では携帯コンテンツとしてアクセス制限を加えられるのは仕方のないことではないかと思う。 監視体制を強化するという話も聞かないし…
対して、東証一部に上場しているDeNAは、モバゲータウンに関して迅速な反応を示した会社だ。 まず、参加者の年齢構成から言って業績に不安はないとの情報を開示した。 そして、新潟に監視センターを作って、現状の監視体制を寄り強化すると発表した。 マスコミなんかをりようして監視体制の情報公開も積極的に行っているようだ。
結局、PCメインの携帯コンテンツ(携帯でも見られるというレベル)か、純粋な携帯コンテンツなのかで対応が分かれているように見える。 しかしながら、携帯側でも広告による収入を期待している以上は、DeNAの様なしっかりした監視体制をとって、アクセス制限を回避できるよう努力をすべきなのではないかと思うし、もっと言えば上場企業なのだからコンプライアンスに関してもっと積極的に対応すべきであると思うのだが… そこがミクシィ・クオリティだと言われればそれまでだけどねぇ。
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