今日は「ゆうちょ銀行」主催の投資信託セミナーがあったので、ちょこっと様子を見に行ってきました。 主催は「ゆうちょ銀行」なのですが、実質的な運営はモーニングスターがやっていました。 モーニングスターと言えば悪名高きSBIグループですからねぇ。 チョット運営的に変なところ(虚偽広告)があったのでクレーム入れたのですが、上から目線で無視されましたよ。
さて、セミナーの方ですが、参加者の8割以上は高齢者。 投資信託セミナーって初めての参加なので良く判らないんですけど、高齢者が多いモンなんでしょうか? 平日のミニセミナーは年寄りばかりだというのは知っていたんですけど、日曜日に開催されるセミナーまで年寄りだらけだとは想像していませんでした。
内容的に参考になったのはモーニングスターCOOの朝倉氏による講演ですね。 さすがに日頃から投資信託関連でマスコミに出演されているだけあって、非常に判りやすい(でも高齢者には難解だったでしょうね)講演でした。 面白かったのは「専門家の相場観は当たらない」というもので、昨年末だかの日本経済新聞に掲載されていた、専門家による日経平均予想で3月安値のレベルを予想した人はゼロだったと言うこと。 それくらいに先を読むのは難しいのだから、安いところで買って高くなったら即売却なんて言う投機的な行為は無理なのだということだそうである。 それなのに、日本人は無目的で投資信託を保有するため短期で売却する人が多く、投機的になっているという話をしていた。
そうそう、後半は運用会社各社の担当者によるパネルディスカッションだったのですが、台本に書いてあることを棒読みしているだけだったので非常に退屈で寝てしまった。 っていうか、台本棒読みのものはパネル“ディスカッション”とは言わないだろ!って感じ。 しかも構成作家が悪いのか、時間をオーバーするし…
まぁ、そんなこんなで貴重な日曜日を潰してしまいました。
追記:
どうも信託報酬に関して誤った知識を流布している人たちがいるようだ。 今回のモーニングスターCOOの朝倉氏の講演の中でも「1年に1回取られる」という表現を何度もしていた。 これは間違いで、日々の基準価額算出時に既に信託報酬分は引かれているので、「毎日取られる」が正解。
まさか、投資信託関連で何冊も本を出している朝倉氏までが誤った知識を流布しているとは思わなかった。 これでは販売する側の人間(郵便局、銀行、証券会社などの窓口担当者、外勤営業など)が正しい知識を持つことは出来ないだろう。 ぶっちゃけ、投資信託に関しては虚偽の情報により多数販売されているのではないかと疑わざるを得ない。 要するに、顧客は騙されているのだが、誰も騙されていることに気が付いていないのである。 恐ろしいことだ…
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