毎日見ているニュース番組でやっていたのだが、今の40歳未満の人たちは社会人になってからは低金利時代しか知らないそうである。
言われてみると確かにその通りで、自分が今のマンションを購入するのに住宅金融公庫の融資を受けたとき(29歳の時)は金利が4%ちょっとで「金利は底を打った」と言われていた。 その時は、返済しても返済しても元本部分は殆ど減らなかったのを覚えている。 数年後、銀行ローンに借り換えを行ったときは2%くらいであった。 底を打ったはずの金利よりも、もっと低かったのである。 借り換えを行ってからは順調に元本部分が減っていき、わずか2%の金利差でも相当の違いがあるように感じたものだ。 それから間もなく、日本はゼロ金利時代に突入した。 住宅ローンは1%台後半の金利となったのである。
それから数年、日本は金利上昇局面に入った。 ただ、ニュース番組の特集なんかを見ていると夫婦共働きでようやく返済できるくらい、目一杯に借りている人の話とかを目にする。 これは相当リスクが高いであろうと思うのだが、彼等は子供が出来たりして妻の方が働けなくなったり、金利上昇で負担が急激に増大することを考えて借入をしているのか疑問に思うことがある。
今、アメリカはサブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)の返済停滞問題で、金融市場(株式市場、為替市場など)は揺らいでいる。 ただ、このまま行くと日本も同様に住宅ローンの焦げ付き問題が出てきそうな予感がするのである。 ちなみに、日本にはアメリカのようなサブプライムローンはないが、住宅ローンを限度ギリギリまで借りている人は返済に関して相当のリスクを抱えていると言うことなので、類似の問題が発生する懸念がある。
他人事ながら(というか、金融市場に影響が出れば他人事ではない)、非常に気になる状況である。
コメント
確かに、そうですね。
僕は、労金から、少しかりてます。
苦しくない額程度に。