先日から、北見市での都市ガス配管の破断が要因のガス漏れが問題になっている。 現在までに報道されている内容からすると、北ガスの初動体制の拙さは否めないところだ。 ただ、問題なのは市内随所でガス漏れが発生していると言うことで、いずれも古い配管が破断もしくは亀裂が発生したために発生していると言うこと。
実は北見市のサイトに「都市ガス事業の民間譲渡について」という文書が掲載されている。 それによると、需要低迷から経営的に厳しい状況になっている上に、ガス中毒にならない天然ガスへの転換費用を捻出できないことなどから北ガスに譲渡したようである。
今、市民やマスコミの目などは北ガスへ向いているが、実は「北見市が十分な保守を行ってこなかった」という可能性はないのだろうか? 北ガスに事業が譲渡されてから僅か9ヶ月である。 北見市は何か隠していることはなかったのか? そういった面からもマスコミは問題追及をして欲しいところだ。 今の状況を見ていると、北見市が行ってきたこと(こなかったこと?)の尻ぬぐいを北ガスがさせられているようにも見えなくはない。
ちなみに、現在の予定では北見地区の天然ガス転換完了は約3年後のようなのだが… 配管保守だって、明日から直ぐにってワケにはいかないでしょうし、北見市民の不安は当分は消えないでしょうね。
ウチの会社の報道さんには、ここに書いたような別の視点から見て取材をして欲しいなぁって思います。 通り一遍の見方では真相は見えてこないような気がしています。 北ガスの偉いさんが頭を下げて、マスコミが「北ガスの対応が悪い」と責め立てて終了…では何も変わらないと思います。
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