放送局の持ち株会社による支配に関して、大筋が見えてきました。 基本的にはキー局・準キー局による地方局の救済という事を目的に考えられています。 しかしながら、これには幾つかの壁があります。
キー局全てと準キー局何局かは株式を上場していますので、これらの局が地方局の救済のために自分達の支配下に置く場合は、当然株主利益を損ねないようにしないといけません。 従って、地方局に対しては当然のことながら人員カットなどのリストラがされる可能性が非常に高いです。 特に、費用がかかりすぎる技術部門および制作部門に関しては大ナタが振るわれる可能性が高いと思った方が良いでしょう。
まぁ、基本的には中核的な位置にある、札・仙・静・広・福の五地区に関しては救済をして貰うと言うよりは、救済をする側に廻らなければならないと思います。 そう考えたときに、札・仙・静・広の四地区に関しては、その体力を付ける必要があると考えます。 現状は、体力が無い局が非常に多い事から、自助努力により体力を付ける必要があるでしょう。 当然、自らの力でリストラなどを推し進める必要があると思われます。
各キー局が、どのような方針で地方局救済に臨むのかは現状では判りかねますが、いずれにしても放送業界にも大ナタが振るわれる時代が来るのだという事を、内部にいる人たちには感じて欲しいところです。 既得権益の上に成り立っている業界としては最後の業界となった放送局ですが、ついに波は押し寄せつつあるのだという事でしょうね。 もう既に、既得権益を容認される時代は終わりましたから…
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