今日のネタは学校教育再生の最前線という話題だったのですが、最近は公立中学も猛烈な受験戦争の波に揉まれている様子などが印象に残りました。 公立の中学がパンフレットを作って入学生を募集する。 僕たちの時代では考えられなかった出来事です。
何故そうなったのかというと「ゆとり教育」のせいで学力低下が叫ばれる中、自分の子供は少しでも良い学校へ…という親心と、学区内で公立中学も自由に選択できる「学校選択制」を導入している自治体が増えてきたからなのだとか。 こうなると、公立中学の先生方も親方日の丸的に安穏とはしていられませんね。
そんな中、強烈に印象に残ったのがワタミの渡邊美樹さんが理事長を務める私立中学の様子。 教員にも経営にもっと踏み込んで欲しいと、「売上の50%を人件費にするので使い方を自分達で考えなさい」というプロジェクトを立ち上げた話。 教員達の議論の中で賞与の割り振りに関して「ローンがどうたら」とか言って一律支給を求める教員が多かった(そして最初にプロジェクトの報告に盛り込まれた)というのは驚きでした。 私立中学と言えば民間企業ですから能力に基づいた分配を…という話になるのかと思いきや、まるで公務員のような一律支給。 公務員だとか何だとか以前に、教員は教員という席に胡座をかいているのだというのを強く印象付けられました。
もちろん、世の中の流れは教員にも能力査定の導入を…という方向なので、そんな意見は即刻却下なのですが、民間企業の常識すら通用しない教員バカの存在というのが明らかになっただけでも番組としては意義があったと思います。 そして、同時に教員バカを無くする為に、もっともっと教育のことだけではなくて経営のことだとか民間企業の常識だとかを植え付けるための、教員への教育が必要なのだと思ったのでした。
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