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モノ作りニッポン

物作りの楽しさを子供達に教えて技術者を養成したいというのが今の日本の課題らしいが、ウチの会社はそんな世の中の流れに反して物作りが楽しくなくなるような環境になって行ってる。 以前から書いているが、物作りプロジェクトを完遂することなく平気で異動させてしまう人事とか、物作りの中心が年寄り連中になってしまっているおかげで若い人たちがやる気をなくしてしまっているだとか…
既にデジタル放送関連の設備更新としては主立ったモノが終わってしまい残されているのは極僅かなのだが、それらに関しても年寄り連中が権限を握ってしまっているために若い連中のアイディアなんていうものは入る余地がない。 いや、その残りの部分のコアになるところを構築してきたのがボクがやってきたプロジェクトなので、そのシステムの思想を跡を継いだ人間がキチンと理解して他部署の若い連中を纏めて作り上げることが出来さえすれば何とかなりそうなのだが、現実には相当に厳しいモノがある。
今、物作りというモノが見直されてきて「何とかしよう」と世の中が動いているときに、何故ウチの会社が流れに逆らっているのか理解できない。 ウチの会社の場合は物作りというのは決して技術だけのモノではなく、制作や報道という現場にも必要なモノなのだが、残念ながら軽視されているが故に「楽しく物作り(=番組作り)をする」といった雰囲気にはなっていない。 10年くらい前までは、そんな雰囲気が社内に溢れて制作と技術が一体になって楽しみながら番組制作をしたり、或いは技術的に面白そうなモノをどんどん自分達で作り上げたりしていたのだが…
残念ながら今は違う。
ボクは「楽しくなければ仕事じゃない」と思っている人間なので、今の社内の雰囲気が嫌いだ。 そして、今、自分が置かれている立場はもっと嫌いだ。 だから、会社に出て楽しさを感じることは全くないし、それがストレスになっているのだと思う。 何とかしたいという思いとは裏腹に、ウチの会社は別の方向へ飛んでいってしまっている。 昨年までなら「まだ何とかなるかも」と思っていれたのだが、今はもうダメだ。
「物作りの重要性」これを理解しなければならないのは子供達ではなくて、ウチの会社の人事権を握っている連中かもしれない。

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