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米国政府の判断は正しかったのか?

何とも言えないが、今回のリーマンブラザーズに関する米国政府の判断は本当に正しかったのだろうかと思う。 確かにモラルハザードの問題はあるものの、公的資金の導入は早ければ早いほど少額で済むのは、日本のバブル崩壊に伴う失われた10年で実証済だ。
しかも、FRBは過去の緊急利下げの判断が1週間遅れたばかりに、下げ幅を拡大しなければならなかったのも事実として残っている。 この判断の遅れによって実弾の数は減ってしまい、基本的に現状は打つ手は資金供給以外になくなってしまっている。
ポールソン財務長官は「バズーガは持っているだけで抑止力になるのだ」と言っていたものの、結局使用するハメになってしまったのは先週のことである。 今後も米国政府の姿勢が変わらない限りは、世界を巻き込んだ形での米国金融機関の整理が続くのだろうという気がしている。
正直なところ、これ以上は世界各国を巻き込んで欲しくないのだが…

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