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僅かな金をケチったばかりに…

札幌市は市営バスの路線などを引き継いだ北海道中央バスに対して、年間7,000万円の補助(事実上の赤字補填)を打ち切ることを押し切ったが為に、赤字9路線の撤退を招いてしまった。 その代替事業者としてJR北海道バスが引き継ぐことに決まったそうであるが、その為に今年度10億円もの費用を負担することになったそうである。
僅か7,000万円をケチったおかげで、その14年分の費用に相当する10億円もの費用負担を招いてしまったのだ。 正直なところ、地方の小役人達はぬるま湯に浸かっているので、民間企業を相手に真っ当な交渉など出来るはずがないことは判りきっていること。 それを、何を勘違いしたのか上から目線で取り組んだものだから、民間企業が最後の切り札を切ったと言うところだろう。 それだけ民間企業はシビアな世界であることを判っていなかったんだろうな。
特に北海道中央バスは地方市場とは言え、上場企業である。 札幌市からの赤字補填カットを「はい、そうですか」と受け入れようものなら株主からの反発は免れない。 そんなことも知らずに正面突破を図ろうとしたのだから、札幌市の小役人は大バカ者と言わざるを得ないだろう。
当然、この責任は札幌市の小役人共にとってもらわなくてはならないし、上の立場の人間にも採ってもらう必要があるだろう。 小役人は賃金20%カットを1年間、その直属の上司は賃金30%カットを1年間、そして助役以上の人たちには報酬50%カットを1年間と言ったくらいの懲戒はあっても良いのではないか。 逆に、全くお咎め無しというのは、市民から集めた貴重な税金を投入する以上、許される話ではない。
地方の小役人共は、自らの立場を十分にわきまえた上で仕事をして欲しいものだと思う。 貴方達は「交渉」という場面に於いては、民間企業に太刀打ちできないのだよ。 いつも上から目線で仕事をしていれば、いつか痛い目に遭うと言うことを理解した上で仕事に臨むべきなのだ。 納税者に対して失礼のないように仕事をしていただきたいと思う。

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