バラエティを名乗れば何でも許されるのか


TBSの「サンデー・ジャポン」の同一人物へのインタビューに関する問題ですが、TBSとしては「バラエティー番組の演出の許容範囲内と考えている」そうである。 「サンデー・ジャポン」なる番組が如何なる番組であるのか良く判らないが、バラエティを名乗れば何でも許されると思っている放送業界の甘えの構図が見て取れる。
旧来、情報番組は情報番組であって、バラエティとは一線を画したものであったはずだ。 キー局によっては情報番組の制作部門を独立した部署として設置しているところもある。 視聴者の視点からすれば、報道番組とバラエティ番組の中間的要素の番組と捉えられるものであろう。
であれば、過剰な演出は如何なものだろうか。 同一人物が何度も出てきているのに、あたかも通りすがりの人にインタビューしているかのような演出。 しかも、取材日を教えていたと言うから、最初から「やらせ」をする気があるのは明白ではないか。 これを「演出」と言ってのけるテレビマンの精神には驚きを禁じ得ない。
最近は報道番組も情報番組化してきているのが見受けられる。 これはもちろん視聴率対策なのだが、このままエスカレートすれば報道番組すら“報道バラエティ番組”化してしまう恐れがある。 そして、そこに「演出」という名の「やらせ」や「捏造」が横行するのは目に見えている。 バラエティを名乗れば何でも許されるなら、最終的には報道番組も報道番組としての信憑性が怪しくなるのは間違いのないところ。 これは大変恐ろしいことだ…
関西テレビ放送もそうだったが、各放送局がいい加減目を覚まさないと政府の介入を許す結果になり、行く末は「国家統制の下に置かれたマスコミ」しか残っていないという事態を招きかねないと思う。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です