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こんな労組いらない

これは日経ビジネスの今週号に掲載されている第一特集のタイトル。 内容としては会社の御用聞きになってしまった労働組合に対する一般組合員の不満とか、連合会長へのインタビューとか。 まぁ、どこにでも当てはまるもんなんだなぁ…という話。
実際、ウチの会社の組合で副委員長をやったときには「賃上げ」にしか興味がない、特定の部署の一般組合員に辟易して任期切れと同時に脱会したこともある。 一般組合員の中にも旧態然とした労働組合のイメージしかない人もいるし、その様な部署の人が三役になれば自ずと方向性は決まってきてしまう。 故に、多くの一般組合員が不満を持つのは良く分かる話なのだ。
しかも、最近のウチの組合は「現実路線」を掲げてチキンレースの如くギリギリの要求を出しているもんだから、連戦連敗なんだよねぇ。 支部集会でそこを指摘しても代議員も執行委員も口チャックで、実際に三役の前でその意見が披露されることもないし…
そういえば、以前ボクの下にいた若僧君が一年経たずして異動したときも、組合は会社と一緒になって「彼は病気だ!」とかキャンペーン張って、オレを悪者にしようとしていたし…(組合員なんだけど<オレ) 実際には、病気でもなんでもなくて本人は一生懸命に頑張っていただけなんだけど、キチンと話をしないで会社側に踊らされてマンマと引っかかったんだよなぁ。 で、実際に病気で長期休養を余儀なくされているオレの所には何も無し。 組合費泥棒だよ。
話は戻って、記事を読んでいくと同じように「組合に意見しても聞いて貰えない」とか「単なる会社の御用聞きに過ぎない」とかいう意見が多くて、65%が組合に対して不満を持っているというアンケート結果も紹介されている。 そして、日本マクドナルドの労働組合を紹介して「労働組合のあるべき姿」と「再生への道しるべ」を示している。
内容的にはあっさりしたものではあるが、労働組合の代議員とか執行委員、三役などをされている方には是非お読みいただいて、猛省を促したいところである。 恐らく、日本の企業の多くの労働組合が直面している問題点を、的確に指摘しているであろう記事だから…
労働組合は賃上げだけのためにあるわけではない。 ましてや出世のためにあるわけではない。 働きがいを感じる職場にするために労働環境を改善したり、適正な労働の対価としての賃金支給が受けられるように条件交渉を会社側とするために存在するのである。 その基本となる部分を忘れて貰っては困るのである。 低下する組織率を改善するにはどうしたら良いのか、労働組合のあるべき姿を今一度見直して見るべきではないだろうか。 その為の参考には、良い記事であると思う。

kumachan's
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本館「五十オヤジの戯言日記」

コメント

  1. ウルトラセブン より:

    今は、どこも、労働組合弱いですね。

  2. pismo より:

    労組が弱いと言うよりも「事なかれ主義」になってしまっているのではないでしょうか?
    会社に反発すれば昇格も出来なくなるでしょうし…
    放送局の労組ってメチャクチャ弱いんですけど、
    そこがキチンと機能すれば捏造問題も起きなかったかも知れませんね。

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